「最長」景気 低空飛行の足元注視を

Last-modified: Tue, 05 Feb 2019 22:56:03 JST (1924d)
Top > 「最長」景気 低空飛行の足元注視を
(2019.2.3)
 政府は1月の月例経済報告で、2012年12月に始まった今回の景気回復が、これまで戦後最長だった2002年2月~2008年2月の6年1カ月を上回る長さで「景気は緩やかに回復している」との判断を維持したそうだ。

 政府統計への不信感を払拭せずに、政府がどのような数字を出しても意味がなく、政府は、このまま何事もなかったように、従来通りの統計データーを垂れ流すつもりだろうか。

 とりあえずの暫定統計数字を出すことが無意味だとは言わないが、暫定統計と並行してでもよいから、政府が出している統計データを第三者機関ですべて精査すべきだ。

 少なくとも、今後、消費者いじめの消費増税と事業者いじめの増税軽減対策を実施して景気が向上するわけがない。 政治家にはもう少し真面目な政治をして、官僚をマネージしてほしいものだ。

朝日新聞 社説:「「最長」景気 低空飛行の足元注視を