たばこ対策 小さな一歩から前へ

Last-modified: Wed, 21 Aug 2019 18:57:19 JST (1728d)
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(2018.7.19)
 東京五輪・パラリンピックに向けて、受動喫煙の防止をうたった健康増進法の改正案が、参院で可決・成立した。 焦点となった飲食店の扱いでは、個人や中小企業が営む、全国の半数以上の店の既存の小規模店での喫煙が当面認められたということは、全国の飲食店客の何割程度が対象になるのだろうか。

 東京五輪・パラリンピックのために実施するというのも変だが、それまでに対象客の何割程度に抑えようとしているのかの明確な目標が必要だ。 そのためには、国会、裁判所や官公庁が率先して範を示す必要があろう。
 国民には、受動喫煙を拒否する権利があるが、喫煙の権利もある。 喫煙できる飲食店をある程度残すことには反対しないが、その飲食店では徹底的な受動喫煙防止策を取る義務が発生する。
 法律には罰則が付きものであり、罰則がないものは法律とは言えない。 道徳だ。

朝日新聞 社説:「たばこ対策 小さな一歩から前へ