はやぶさ2 宇宙を思い足元固める

Last-modified: Mon, 25 Feb 2019 13:38:48 JST (1905d)
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(2019.2.23)
 探査機「はやぶさ 」が小惑星リュウグウへの着陸に成功し、試料採取のための弾丸を発射したことを示すデータも届いたそうだが、今後、あと2回の着陸と人工クレーターの生成という前例のない試みも控えている。 初代はやぶさは、数々のトラブルに直面しながらも、工夫を凝らして地球に戻ってきて、持ち帰った試料はわずかではあるが貴重な分析結果も得られ、多くの関心を呼んだ。

 初代はやぶさが、奇跡的な帰還を果たさなければ、はやぶさ2への予算は塩漬けとなり、技術の成熟と継承は難しかったようだ。 政治家や国民は、常に目先の成果だけを求めるのではなく、宇宙関連その他の科学分野に対し、長期的な視野で予算や人員の養成などを確実に下支えしていく必要がある。

朝日新聞 社説:「はやぶさ2 宇宙を思い足元固める