アフリカ支援 中国は誰を助けるのか

Last-modified: Fri, 21 Dec 2018 14:17:40 JST (1971d)
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(2018.9.7)
 中国がアフリカ地域の53カ国の首脳らを北京に招き、「中国アフリカ協力フォーラム」を開いた。 習近平国家主席は総額600億ドルの拠出を表明した。 世界第2の経済大国が、アフリカ支援に力を注いで、アフリカ経済が発展するのであれば歓迎すべきだが、中国は、欧米より100年は遅れているようだ。

 欧米は、過去、アフリカ人を奴隷のように扱うことによって、アジアを植民地として経済発展してきたが、中国は、現在、周辺地域の人々を奴隷のように扱い、アフリカを植民地化しようとしている。 先進国ではない中国が公害を周辺国にばらまいても許されると考えているようだが、植民地化も同様の考えだろうか。

 中国は植民地主義ではないと主張しているようだが、外国の進出によって、その国の治安レベルや、国民の経済レベルや教育レベルが向上しているかどうかで、健全な貿易か植民地化かが判断できる。 日本は、アメリカと連携しながら中国の横暴をけん制し、アメリカは、この一因にもなっている対中貿易収支の改善をしていく必要がある。

朝日新聞 社説:「アフリカ支援 中国は誰を助けるのか