スポーツ庁 危機感もって再生探れ

Last-modified: Tue, 22 Jan 2019 21:40:54 JST (1939d)
Top > スポーツ庁 危機感もって再生探れ
(2018.8.11)
 スポーツ界を舞台にした不祥事は、とどまるところを知らない。
 これらの病弊を正すのは、一義的には当の競技団体や運動部、大学当局の責任だが、自浄能力に疑問符がつく状況ては、文科省かスポーツ庁が本来の役割として、しっかり指導・支援する必要があるが、現在のところ、そのような動きを感じられない。

 これは、行政が一般団体に指導や命令を下すことに対して、メディアなどから非難されるリスクが常にあり、公務員が委縮してしまっていることが原因の一つとして挙げられ、このことが行政がすべきことをしない言い訳にもなっている。 何か問題が発生したら、その監督官庁に対し指導しないことを非難し、問題が発生する前に、監督官庁が指導をしようとすると、政府や行政の介入として非難していないか。 行政は、周りの非難を恐れず、本来のやるべきことをしてほしいが、行政にはそれがやりやすい評価システムも必要なのだろう。  (スポーツ界 前近代的体質と決別を(2018.8.2))

朝日新聞 社説:「スポーツ庁 危機感もって再生探れ