五輪招致疑惑 竹田会長の責任は重い

Last-modified: Mon, 21 Jan 2019 01:04:12 JST (1940d)
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(2019.1.17)
 東京五輪・パラリンピックの招致活動に関して、フランス当局が贈賄容疑で、当時、招致委員会の理事長だった竹田恒和・日本オリンピック委員会(JOC)会長への捜査を本格化させているそうだ。

 疑惑は、招致委が2013年にシンガポールのコンサルティング会社に支払った2億3千万円の一部が、開催地選びの権限をもつ国際オリンピック委員会の関係者らに流れたというものだが、ことの善悪は別として、コンサルティング料として2億3千万円を払わなければいけない根拠というか、アウトプットは何か、何のコンサルをしてもらった報酬なのかが理解できない。

 これが国際ビジネスの常識なのか、五輪・パラリンピック招致活動特有の事例なのかは知らないが、いずれにせよ関わりたくない世界を感じる。 フランス当局はどのような法律を基にして竹田会長を捜査しようとしているのかも分からないが、フランスがやろうとしていることは、我が儘というか横暴にしか見えない。

朝日新聞 社説:「五輪招致疑惑 竹田会長の責任は重い