児童虐待防止 命を守れる体制整備を

Last-modified: Fri, 29 Mar 2019 19:44:42 JST (1872d)
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(2019.3.20)
 親による子への体罰禁止を法律に明記する虐待防止強化のための児童福祉法などの改正案が国会に提出されたそうだ。 しかし、法律改正も重要かもしれないが、児童相談所(児相)などの体制強化なしには、虐待防止はできない。

 児相が、親との関係悪化を恐れて一時保護などをためらう傾向があると指摘されていることを受けて、児相の機能である「介入」と「支援」に対し、それぞれを担う部署を分けることを検討しているそうだ。 「支援」から「介入」に切り替えるタイミングが難しく、単純に分けることに疑問がないわけではないが、「介入」の方が得意な人や、「支援」の方が得意な人などもいるだろうから、それらを分けることに反対はしないが、今までの多くの問題の原因の一つに組織間連携があるので、分けるとすれば、「介入チーム」と「支援チーム」との連携が非常に重要だ。
(児童虐待防止 悲劇をなくす対策に)

 虐待防止の制約の一つに自治体側の財政上の課題もあるようだが、消費増税などの財務省の足の引張りなどの中ではこれも難しい課題のようだ。

朝日新聞 社説:「児童虐待防止 命を守れる体制整備を