入管法改正案 これでも強行するのか

Last-modified: Wed, 28 Nov 2018 22:48:25 JST (1994d)
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(2018.11.20)
 政府与党が、日本の経済対策の目玉としている、外国人労働者の受け入れ拡大をめざす出入国管理法改正案の審議が紛糾しているようだ。 政府の改正案や提出情報がずさんなこともあるが、野党の非協力的な態度がいつものこととは言え目に余る。

 提出情報がずさんであれば、再提出を求めればよいし、改正案がずさんであれば、そのずさんな部分の補強案なり、修正案なりを出して、野党の存在意義を示せばよいと考えるが、一部の例外もあるが、今の多くの野党は、与党議員の問題点の指摘や、与党案のあら探しや、審議の進行を遅らせるのが目的化しており、外国人労働者の受け入れ拡大について、とても真剣に審議しようとしているようには見えない。

 日本経済を回復させるのは与党の仕事で、その足を引っ張っるのが野党の仕事だとでも認識しているのだろうか。 鶏と卵というか、与党のレベルが落ちているからや野党の質問のレベルが落ちているのか、野党がくだらない質問しかしないから、与党も真剣に答えないのか、お互い様なのかもしれない。

 いつのころからか、国会は、まともな審議もせずに、時間と税金の無駄遣いの場になってしまっており、公務員の税金の無駄遣いの批判もできない状況になってしまっている危機的状況だ。

朝日新聞 社説:「入管法改正案 これでも強行するのか