入管法案採決 暴挙に強く抗議する

Last-modified: Tue, 04 Dec 2018 23:44:18 JST (1988d)
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(2018.11.28)
 自民党の委員長の強引な議事運びに抗議した野党議員が欠席し、質疑が行われぬまま、外国人労働者の受け入れ拡大を図る出入国管理法改正案の採決が、衆院法務委員会で強行され、本会議でも可決されたそうだ。

 社会のありようを大きく変える可能性をはらむ政策転換なので、野党のレベルの低い質問に終始することに嫌気がさしているのかもしれないが、せめて、国民には分かるように公聴会を開くなり、もう少し政府として法案自体の熟成度も上げてほしかった。

 「議論したらきりがない。いくらでも問題点は出てくる」から議論しないというのは、あまりの暴論だ。 弱小野党だから与党が横暴になるのか、与党の横暴ばかりを嘆いているから野党が支持されないのか、このままでは国会が機能不全に陥ってしまう。

朝日新聞 社説:「入管法案採決 暴挙に強く抗議する