公文書管理 これで「徹底見直し」か

Last-modified: Sun, 05 Jan 2020 12:20:55 JST (1591d)
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(2018.6.15)
 日本の公文書管理はいい加減というか、よく分からない。

 公文書を探したが、見つからない。 よく探したら、誰かのパソコンから見つかった。
 公文書を探すに当たって、誰が誰にどのような指示を出したのか。 誰が誰に、公文書が見つからなかったと報告したのか。 このようなことを調べるのが、それほど難しいことなのだろうか。 もし難しいということであれば、そこに公文書管理上の問題がある。 公文書の定義は明確なのか。 管理期限は十分なのか。 そもそも、公文書はサーバーで管理するものではないのか。

 公文書が見つかったが、修正(改ざん)されたものだった。
 公文書の修正に際しては、修正日・修正者・修正責任者・修正後内容・修正理由を明示し、修正前の内容は保持されるものではないのか。 これがなされていれば、それほど大きな問題にはならない。 これがなされていないのであれば、そこに問題があり、今後このような仕組みにする必要がある。 仕組みがあっても、無視して修正されたというのであれば、それはクラッキングである。

 「公文書管理の徹底見直し」という文学的表現で済ませようとする意図が分からない。

朝日新聞 社説:「公文書管理 これで「徹底見直し」か