公明党新体制 追随だけで先はあるか

Last-modified: Wed, 17 Oct 2018 22:28:28 JST (2035d)
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(2018.10.11)
 公明党が2年ぶりに党大会を開き、2009年から代表を務める山口那津男氏が続投し、幹事長は長く務めた井上義久氏から斉藤鉄夫氏に交代させる新体制が動き始めたそうだ。 山口氏は安倍内閣を引き続き支える考えを示したそうだが、単なる自民党の補完勢力だと言われかねないので、時々思いついたように人気取りとしか思えないような愚策を主張して自民党の足を引っ張ってきた。

 むかし「年金100年安心プラン」を出して失笑を買ったことなどがあったが、最近の話題としては、景気を悪化させることが見えている消費増税に賛成したことは仕方がないとして、公明党が人気取りのために強引に主張してきたと推察される軽減税率制度が許せない。

 消費増税だけでも企業やお店を苦しめるのに、軽減税率制度という複雑な制度を取り入れようとしており、企業やお店はたった2%のために、何の得にもならない大変な苦労をしいられ、政府としては増税収入が減収され、誰も喜ばない制度になりそうだ。 包装すると2%安くなるという話もあり、原価は増えるし、環境にも優しくない迷惑制度だ。

 公明党は自民党の補完勢力として余計なことをしないのが一番の社会貢献だと思うが、それでは公明党の社会的な存在意義は分からなくなってしまう。

朝日新聞 社説:「公明党新体制 追随だけで先はあるか