地位協定改定 知事会提言受け止めよ

Last-modified: Tue, 22 Jan 2019 18:10:34 JST (1939d)
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(2018.8221)
 在日米軍にさまざまな特権を認める日米地位協定について、全国知事会が日米両政府に抜本的な見直しを提言したそうだ。

■訓練ルートや時期の事前情報提供
 機密上の問題があるので難しいと思われるが、ここだけは可能な限り事前に連絡が欲しいと、要望を限定的・抽象的に言えば可能かも。

■事件・事故時の自治体職員の立入の保証
 機密上の問題があるので難しいと思われるが、自衛隊の立入を求め、米軍との事前了解のもと、自衛隊が地元などへの説明を行うという形態はどうか。

■事件・事故に対する具体的かつ実効的な防止策の提示
 機密上の問題があるので難しいと思われるが、自衛隊への説明を求め、米軍との事前了解のもと、自衛隊が地元などへの説明を行うという形態はどうか。

■基地の整理・縮小・返還の積極的促進
 これは米軍は不要・迷惑との前提があるので、このような状況では、米軍とうまく連携はできないのでは。

 一般的に、機密上の問題があるので、自衛隊が間に入ることによって問題点の解決を図ればと考えるが、日本側の問題として、本来対等であるはずの武官(制服組)と文官(背広組)には見えない上下関係があることだ。 民間企業で言えば、実務を行っている理工系と経営・営業を行っている文系との関係に似ているが、公務員の場合は特にたちが悪い。

 ドイツ、イタリアでは、日本と違って、自国の法律が米軍にも適用されているとすれば、アメリカは欧州人が造った国だからというだけのことかもしれない。 アメリカは、欧州の自治体を仲間だと思っているが日本を仲間だと思っていないのか、欧州の法律は問題ないが日本の法律は信用できないと感じているということか、日本のセキュリティに不安を抱いているのか。
 確かに日本政府が要望していないだけなのかもしれない。
 (米軍基地負担に関する提言)

朝日新聞 社説:「地位協定改定 知事会提言受け止めよ