大嘗祭 異例の発言機に考える

Last-modified: Fri, 07 Dec 2018 22:50:48 JST (1984d)
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(2018.12.1)
 秋篠宮さまが誕生日前の記者会見で、新天皇の即位に伴い来年秋に予定されている大嘗祭について踏み込んだ発言をされたそうだ。 秋篠宮さまは7年前の同じ会見で、「天皇にも定年制が必要になってくると思う」とのご発言もあったそうだが、天皇陛下や他の皇族を一般国民と同列に落とし込めようとしておられるのではないかと危惧している。

 秋篠宮さまは、どのように、どこまで、天皇陛下に係る帝王学を学んで来られたのかは存じ上げないが、天皇陛下には一般国民とは違い、職業選択の自由も、定年もない。 天皇陛下は、神道の頂点におられ、国民の象徴としていていただけるだけでありがたいご存在であり、外国の要人と会ったり、被災地のご訪問をすることができないくらいで、天皇陛下の存在価値が下がるわけではなく、ご退位の必要もない。

 最近の週刊誌等の取り上げ方にも気になるものが散見されたりするが、国民の中での、天皇陛下の地位が少しずつ落ちて来ているような気がして懸念している。

朝日新聞 社説:「大嘗祭 異例の発言機に考える