大雪の季節 立ち往生の再発を防ぐ

Last-modified: Sat, 19 Jan 2019 23:15:00 JST (1941d)
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(2019.1.15)
 2018年2月に37年ぶりの大雪に見舞われた福井県の国道8号では、除雪が追いつかず、約46キロにわたって1,500台の車が立ち往生し、全ての車を助け出すのに60時間以上かかってしまい、2017年は鳥取県、2016年には新潟県の国道などでも、同様の事態が起きているそうだ。

 こうした事態を繰り返さないために、まず主要幹線道路を管理する国が、積雪状況を迅速に把握し、通行を早めに規制のうえ周知するなどの措置を講じなければならないが、立ち往生は多くの場合、チェーンを装着していない車から始まるので、国土交通省は2019年冬から、大雪時に高速道路や国道の一部で装着を義務づけることにし、1月にとりわけ危険な13日区間を指定したそうだ。

 これも重要なことだが、高速道路にも、少なくともチェーン装着を必要としない程度の何らかの融雪対応を順次していくべきだ。

朝日新聞 社説:「大雪の季節 立ち往生の再発を防ぐ