教育勅語発言 柴山文科相の見識疑う

Last-modified: Wed, 10 Oct 2018 22:43:10 JST (2043d)
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(2018.10.5)
 柴山昌彦・新文部科学相が就任会見で、「教育勅語には、現代風にアレンジすれば道徳の授業などに使える分野が十分にある。 普遍性をもつ部分が見て取れる――。」などの見解を披露したそうだ。

 教育勅語の本質が「危急の大事が起きたら一身を捧げて皇室国家のために尽くせ」という点にあるのかどうかは知らないが、だから道徳の授業に全く使えない内容だというのは、あまりにもステレオタイプな見方ではないのか。

 現在のモラル低下を防ぐ方法として、教育勅語を道徳の授業で使うべきだとでもいうのであれば問題かもしれないが、道徳のテキストの参考資料の一つとして検討することさえ許されないようなものなのだろうか。 現状の道徳教育に満足しているかどうかの認識の違いかもしれない。

朝日新聞 社説:「教育勅語発言 柴山文科相の見識疑う