日米関税交渉 行き先見えぬ方針転換

Last-modified: Wed, 14 Nov 2018 18:42:55 JST (2007d)
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(2018.9.28)
 安倍首相とトランプ米大統領は、すべてのモノを対象にした二国間の関税交渉を始めることで合意したそうだ。 日本としては、二国間の交渉を避けて、米国の環太平洋経済連携協定(TPP)復帰を求めていたが、米国が、二国間貿易協定を求めるので、譲歩するしかなかったのだろう。

 TPPに復帰しないのであれば、貿易における公正・自由の原則などを訴えてすむとも思えず、総論としては貿易収支の改善であり、各論としては日米政府の支援団体の意向の強さの影響を無視できないということだろう。 単に支援団体の意向に縛られるだけでなく、両国の将来を見据え、長所を伸ばし短所を補完しあって日米双方が発展するような決着を望む。

朝日新聞 社説:「日米関税交渉 行き先見えぬ方針転換