来春の10連休 国民の声届いているか

Last-modified: Wed, 21 Nov 2018 22:34:46 JST (2000d)
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(2018.11.14)
 皇太子さまが新天皇に即位される来年5月1日を祝日とし、来年は4月27日の土曜日から5月6日のこどもの日の振り替え休日まで、実に10連休になる法案が、きのう閣議決定されたそうだ。 政府は常々、代替わりが「国民がこぞってことほぐ中で、つつがなく行われるようにする」と表明してきたそうだ。

 連休のなかで年号が変わることは、その移行に備えなければならない経済界としては何かとありがたいだろうが、一般国民としては、10連休ももらうと「ことほぐ」ような雰囲気にはなれない可能性が十分にある。 安倍政権としては、お祝い気分に10連休を作ることにより、経済の活性化を狙っているのかもしれない。

 10連休中、休めないというか、仕事ができるというかは、その人の気持ちの持ち方次第だが、子供を預ける必要がある方に対しては、基本的には長いだけで従来の休日と同様だとは思うが、預かる側もそれなりの対応をしてあげたいものだ。
 新天皇の即位では、何かと問題も発生しているかとは思うが、和の国の国民として、お互いに助け合いながら、素直にことほぎたいものだ。

朝日新聞 社説:「来春の10連休 国民の声届いているか