核軍縮の破棄 歴史に逆行する愚行

Last-modified: Sat, 03 Nov 2018 14:29:28 JST (2019d)
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(2018.10.23)

 1987年に当時の米国とソ連が結んだ核兵器削減条約をトランプ米大統領が捨てる決定をしたそうだ。 トランプ大統領によると、オバマ前政権の時から、ロシアは条約違反の巡航ミサイルを開発・配備していたそうで、これもオバマ前政権の後処理のようだ。

 兵器開発に対して、だらだらと削減交渉をしていては後れを取ってしまうし、まして、ロシアだけでなく中国その他も急速に核強化をしている状況では、世界の警察として期待されているトランプ大統領としては、正々堂々と条約を破棄して、開発・配備するしかないだろう。

 ソ連崩壊時のように、ここで兵器開発強化に経済戦争を絡めることによって、北朝鮮に次いで中国などが兵器の開発競争を諦めてくれれば最高だが、仮に実現するとしても、その兵器とは、中距離核戦力とは思えず、新戦略兵器になると思われるが、新戦略兵器とは大陸間弾道ミサイルなのか、宇宙兵器なのだろうか。

朝日新聞 社説:「核軍縮の破棄 歴史に逆行する愚行