米中貿易紛争 歩み寄る糸口あるはず

Last-modified: Thu, 29 Nov 2018 23:21:00 JST (1992d)
Top > 米中貿易紛争 歩み寄る糸口あるはず
(2018.11.20)
 アジア太平洋経済協力会議(APEC)が、貿易問題をめぐる米国と中国の溝が埋まらず、四半世紀の歴史で初めて、首脳宣言を採択できぬまま閉幕したそうだ。

 中国が、国有企業に巨額の補助金を出したり、外国企業に技術移転を強要していることなどが、問題視されているようだが、中国は、米国が一国主義や保護主義に陥っているなどと理由を付けて批判を無視しようとしているようだ。

 中国対米国というより、中国対世界なのだろうが、米国以外に中国をまともに対抗して批判できる国がないことが問題のようであり、日本も明確に中国を批判し、他の周辺国と共に中国批判ができるような環境づくりをする努力が必要だ。

 中国は南シナ海でも軍事拠点化の問題を引き起こしており、日本は米国任せにするのではなく、周辺国を巻き込んだ中国包囲網を構築すべきだ。
 それにしても、安倍首相は忙しすぎないか。 国会での総理出席を減らすことはできないのか。

朝日新聞 社説:「米中貿易紛争 歩み寄る糸口あるはず