米国と人権 大国の原則軽視を憂う

Last-modified: Wed, 18 Sep 2019 17:34:49 JST (1699d)
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(2018.6.22)
 米国が、国連総会が選ぶ47理事国が集い、世界の人権を監視している国連人権理事会からの脱退を発表した。 米国の友好国であるイスラエルへの批判などが政治的な偏見による活動であるというのが、米国の脱退理由だという。

 人権理事会には、中国のような人権無視の国も理事として入っているという不思議な組織である。 中国国内の人権問題や北朝鮮の拉致被害者問題など分かりやすい問題すら解決できていないのに、イスラエルとパレスチナなど複雑な中東問題に対し、人権問題として介入しようとするのは政治的偏見と言われても仕方ないのかもしれない。

朝日新聞 社説:「米国と人権 大国の原則軽視を憂う