米朝再会談へ 真の成果へ結びつけよ

Last-modified: Sat, 09 Feb 2019 21:56:28 JST (1920d)
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(2019.2.7)
 トランプ米大統領が今後1年間の施政方針を示す一般教書演説をし、欧州の同盟国に防衛負担を増やさせ、ロシアとの核軍縮条約は離脱を宣言したり、2回目の米朝首脳会談を2月27~28日にベトナムで開くと表明したそうだ。

 米政府の実務責任者を務めるビーガン氏が昨日訪朝し詰めに入ったそうだが、北朝鮮に大量破壊兵器を温存させないための着実な工程表をつくらせる必要がある。

 国連で制裁状況を監視する専門家たちは、いまも開発が続いていると分析していたり、洋上で違法に物資を積み替える「瀬取り」の疑念がもたれているようななかで、トランプ大統領が、「多くのやるべき事が残っている」とはしつつ、「金正恩氏と私の関係は良好だ」と力説するのは構わないが、北朝鮮の具体的行動に応じて、日米韓は具体的行動を起こす必要がある。

 日本は、米国や韓国に、このことを常に確認し監視を継続していかなければならない。

朝日新聞 社説:「米朝再会談へ 真の成果へ結びつけよ