経団連新体制 働き手の声に耳傾けよ
Last-modified: Sun, 26 Jan 2020 22:47:02 JST (1569d)
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(2018.6.3)
経団連の新しい会長に、「超スマート社会」の実現を目指し経済成長に力を入れるという中西宏明・日立製作所会長が就いた。 榊原定征前会長は、かつて企業が訴えていた円高や高い法人税率などの「六重苦」はだいたい解消され、経団連首脳企業の76%が安倍政権が望む「3%賃上げ」以上を実現したと報告している。
社会主義国でもないのに、政府から賃上げの要求を受ける必要はない。 裁量労働・高度プロフェッショナル制度・長時間労働など、政府から経済界への要求は、賃上げだけではない。 企業は、補助金や税の減免などの恩恵を得るために、政府の要求を受けていると見られかねない。 中西経団連では、このような日本社会主義と言われるような『受動型』ではなく、規制緩和など政府の縛りから解放されるような自由主義経済志向の『提案型』を目指して欲しい。
中西氏の出身母体である日立での原発事業においても、日英両政府を巻き込んで、日本および英国での原発事業を推し進め、日英の経済発展に寄与していただきたい。
朝日新聞 社説：「経団連新体制 働き手の声に耳傾けよ
」