防衛力整備 節目の年、徹底論議を

Last-modified: Mon, 04 Mar 2019 08:22:37 JST (1898d)
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(2018.7.27)
 今年は、向こう10年間の防衛力のあり方を示す防衛計画の大綱と、5年間で進める中期防衛力整備計画の改定の節目の年である。 日本は今まで、終戦後、米軍に守られて現在に至っているが、いつまで、米軍の植民地のような扱いに甘んじているのか。

 日本は、海洋大国であり、国境は長く、しかも、北朝鮮だけでなく、周辺国に、すでに実効支配されている島や、これから実効支配されそうな島々があり、予断を許さない危機が増大してきており、防衛費が対GDP(国内総生産)比2%で足りるかどうかも分からない。 ソ連や東ドイツの崩壊は、米国を中心とした西側諸国の防衛装備の勝利と言え、今回の北朝鮮の非核化も米・日・韓の防衛装備の勝利と言える。

 ここで防衛装備を緩めると、朝鮮半島の平和が遠のく可能性は大きくい。 極東平和を、いつまでも米国任せにすることなく、日本も防衛装備の充実を進めて、応分の役割をしていく必要がある。 そろそろ、周辺国に遠慮せず、自国の平和は自国で護り、米国から独立して、在日米軍に帰っていってもらいたいものだ。
(ミサイル防衛 陸上イージスは再考を(2018.6.27))

朝日新聞 社説:「防衛力整備 節目の年、徹底論議を