骨太の方針 危機意識がなさ過ぎる

　政府が新たな「経済財政運営と改革の基本方針」（骨太の方針）を閣議決定した。　今回の方針では、政策経費を新たな借金に頼らず賄えるプライマリーバランスを黒字化する時期の目標を、従来の20年度から25年度へ5年遅らせた。

　消費増税は一時的には増収が見込まれるかもしれないが、消費増税により経済が停滞し、税収総額が低下することは歴史が証明している。　消費増税延期は、経済を刺激させずに、財政悪化のみを招くので、費増税よりもたちが悪い。　安倍政権はこれを2度も実施している。

　トランプ政権を見習い、景気刺激策を取るべきだ。　アベノミクスの第3の矢はどうなっているのだろう。

朝日新聞 社説：「骨太の方針　危機意識がなさ過ぎる」