W杯閉幕 高揚と今後の課題と

Last-modified: Wed, 21 Aug 2019 19:12:53 JST (1728d)
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(2018.7.17)
 サッカーのW杯ロシア大会はフランスの2度目の優勝で幕を閉じた。 初めて導入されて関心を集めたもののひとつに、ペナルティーキックや退場処分など、試合を左右する判定で誤審が疑われる場合に、複数のカメラで撮影した映像を別室で点検し、ピッチ上の審判に伝える「ビデオ・アシスタント・レフェリー」がある。

 前回から実施されている、シュートがゴールラインを割ったかを確認する「ゴールラインテクノロジー」など、新しい技術によって、完璧とは言えないとしても多くの人がより納得できる判定をしたことは、まずは成功と評価できるだろう。 これからは、試合の流れを断ち切らない工夫をし、新しい技術をうまく駆使して公平・迅速な対応ができる審判が優秀な審判ということになるだろうから、新しい技術へのスムーズな対応も審判育成の重要な項目となってくる。

 これからは、サッカーに限らず、各方面のスポーツで最新技術による審判支援システムが開発され、年々進化する高度な技に対して、より正確で公平な判定がなされるようになってほしい。

朝日新聞 社説:「W杯閉幕 高揚と今後の課題と