G6プラス1 米国の独善が招く苦悩

Last-modified: Sun, 19 Jan 2020 15:22:06 JST (1577d)
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(2018.6.12)

 この週末、カナダで主要7カ国(G7)の首脳会議があり、中国でも上海協力機構と呼ばれる会合が開かれた。 G7は、仏・米・英・独・日・伊・加による会議のはずだが、最近は欧州連合などというものも参加している。 これに対抗してか、上海協力機構が、中・露・印・他で組織している。

 上海協力機構は、経済力ではそれほどの組織でないとしても、世界人口の4割を抱える国々の総意として無視できなくなる懸念がある。 プライドの高い欧州勢をG7から除くことは難しいと思われるが、EUをまとめてG5(米・英・欧・日・加)でも良いのではないかと思ったりする。

 上海協力機構の影響力が大きくなる前に、中国の脅威をそれほど感じていない欧州を除いた、日・米・加・露・印・韓であらたに組織して、中国など共産圏包囲網を構築する必要がある。 これが組織できれば、北朝鮮も核を放棄して、より民主化し易くなるのでは。

朝日新聞 社説:「G6プラス1 米国の独善が招く苦悩