英国とEU 公正な関係構築を急げ のバックアップ(No.1)


(2018.7.23)
 離脱を決めた国民投票から2年たち、交渉の実質期限とされるEU首脳会議の10月を目前にし、メイ首相は、今月、初の「離脱白書」を発表した。 人の移動については、EUのルール適用を「終了」し、就業や留学などでの入国には新たな規定をつくるとしている。

 モノの取引に関しても、新たな関税同盟を交渉すればよい。 離脱前の自由貿易維持がイギリスにとって良くて、UEも同意するということであれば、それでも良いかもしれないが、EUから「いいとこ取り」と言われかねない。

 イギリスは、せっかく離脱したのだから、EUと決別する必要はないが、いったんEUと距離を置き、「自国第一主義」の目線で、日米他との交流にも目を向けるべきだ。

 日本も、EUとは別にイギリスが存在することを認識して、EUだけでなく、イギリスとの交流に重点を移すべきだ。(日欧EPA 多国間協調を取り戻せ(朝日社説:2018.7.19))

朝日新聞 社説:「英国とEU 公正な関係構築を急げ