米韓首脳会談 現実的な対北交渉を の変更点

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RIGHT:(2019.4.13)
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 物別れに終わったハノイでの米朝首脳会談から約1カ月半、考え方の開きが目立っている米国と韓国の両大統領が、これから北朝鮮にどう向きあうかについて、ワシントンで会談したそうだ。

 文在寅氏が朝鮮半島の非核化にどこまで真剣に取り組もうとしているのかは知らないが、極東アジアの平和維持のためには、韓国との協調は不可欠であり、トランプ氏としては、少々の韓国のやんちゃに対して簡単に切り捨てるわけにはいかない。 前回の米朝会談は、結果として、非核化の約束を甘く見るなという再確認の目的だったと認識するが、緩い非核化の背景には、中国の陰からの支援と文在寅氏の歩み寄りがあると思われる。

 これに対し、金正恩氏は、中国だけでなくロシアからも支援と牽制をしてもらおうと考えているようだが、プーチン氏の対応が注目される。 ロシアのポジションを高めたいプーチン氏だがトランプ氏とそれほど相性が悪くないとも言われたりしているので、どのような対応を見せるか期待したいものだ。 日本が、ロシアとの平和条約締結の話を少しでも進めていれば、プーチン氏への働きかけも可能だったと思われるのが残念だ。
([[米朝間の協議 非核化の工程まず描け]](2019.1.23)、[[米朝首脳会談 実質交渉を仕切り直せ]](2019.3.1))

朝日新聞 社説:「[[米韓首脳会談 現実的な対北交渉を>https://www.asahi.com/articles/DA3S13976430.html?iref=editorial_backnumber]]」