カジノ法成立 賭博大国への危うい道

Last-modified: Sun, 28 Jul 2019 21:48:33 JST (1751d)
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(2018.7.21)
 カジノを含む統合型リゾート(IR)実施法案が、参院本会議で与党と日本維新の会などの賛成により可決、成立した。 安倍首相は、ギャンブル依存症対策として「世界最高水準の規制」で臨むと答弁したが、事業者が客に金を貸すことも認め、施設面積の上限もなくした。

 観光客が欲しいのか、賭博の税収が欲しいのか、トランプ大統領との約束なのかは知らないが、政府は日本を賭場で汚すのは止めてほしい。 パチンコ店や競輪、競馬などにも賛成ではないが、どれだけの経済効果があろうと、大型賭博を開くべきではない。 仮に、北朝鮮問題などで世話になっているトランプ大統領の依頼だったとしても、海外のほとんどの国が実施していようとも、日本の地を海外のカジノ企業に賭場として明け渡さないでほしい。

 日頃、憲法9条反対とか米軍出ていけとか言っている左翼の方々は、これこそ国内への参入に反対すべきだ。 昔、海外からアヘンを導入して滅ぼしかけた国があったが、カジノはアヘンと似ているというのは言いすぎか。 今後は、開設場所として誘致をめざす自治体や開設場所を提供する地元の見識に期待するしかないのか。
 (カジノ法案 非常時に審議強行の愚(2018.7.14))

朝日新聞 社説:「カジノ法成立 賭博大国への危うい道