マラソン札幌へ 足並みをそろえて臨め

Last-modified: Mon, 04 Nov 2019 16:02:17 JST (1637d)
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(2019.11.3)
 2020年の東京五輪のマラソンと競歩のコースを札幌に移すことが、開幕まで300日を切っているなかで、正式に決められたそうだ。 酷暑で体調を崩したり、緊急搬送されたりする選手が、他競技の大会で相次いだことなどが、原因のようだが、IOCのごり押し感は否めない。

 東京五輪を札幌にすることの是非や、東京で実施したら本当に問題があり、札幌だったら問題がないのかの議論はここでする気はないが、このような議論を2年前にするならわかるが、今頃になってすることに疑問を感じる。 欧米のごり押しで秋ではなく真夏に実施させたとこへの批判を受けることなどの、大会運営上のリスクを最小限にしておきたいIOCの気持ちもわからないではないが、そのような欧米のエゴを日本がまともに受ける必要性はまったくない。 おそらく他の開催国であれば、このようなことは起きえないと思われるが、日本は、中韓の近隣諸国だけでなく、欧州からのごり押しも素直に受けてしまう国であることを世界に示したことになる。

 日本人以外のIOCのみでこのような移転が決められるとは思えないので、札幌移転に関わった日本人は、敗戦国根性を猛省してもらいたい。
 小池都知事の抵抗で、移転に係る費用負担は東京に求めないようだが、この費用を日本が負担したり、回りまわって別の形で補填することにならないよう、われわれは目を光らせる必要がある。
(サマータイム あまりに乱暴な提案だ五輪招致疑惑 竹田会長の責任は重い)

朝日新聞 社説:「マラソン札幌へ 足並みをそろえて臨め