ロ朝首脳会談 非核化でしか道開けぬ

Last-modified: Wed, 05 Jun 2019 21:32:02 JST (1789d)
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(2019.4.26)
 中国へは昨年から幾度も訪問していたが、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長が、もう一つの友邦ロシアのプーチン大統領と初めて会談した。 米国相手に手詰まり感が強まるなかで、ロシアとの関係を誇示し、目先の状況を変えたいとの考えだったのだろうが、プーチン氏は会談後、米ロともに朝鮮半島の完全な非核化を求めていると言明したそうだ。

 ロシアは昨年秋の安保理で事実上の制裁の緩和を呼びかけたりして、米国への牽制をして見せたりしているようだが、この会談での金正恩氏へのダメ押しとも取れる言明には、プーチン氏とトランプ氏との阿吽の呼吸を感じさせられた。

 今後も中国や韓国の動向を注視する必要はあるが、確実に追い詰められている金正恩氏に対し、かつての6者協議参加国のトリを務める日本としては、慌てることなく日本のペースで北朝鮮と対応していく必要がある。
(北朝鮮決議案 場当たりでは道開けぬ(2019.3.17))

朝日新聞 社説:「ロ朝首脳会談 非核化でしか道開けぬ