北朝鮮決議案 場当たりでは道開けぬ

Last-modified: Tue, 19 Mar 2019 23:58:16 JST (1882d)
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(2019.3.17)
 日本政府が過去11年間、国連人権理事会で北朝鮮に対する拉致問題の非難決議案を提出し続けてきたが、今年はこの問題で北朝鮮の前向きな姿勢を引き出すために方針転換して、提出を見送るという。

 北朝鮮が拉致問題に対して誠意ある対応を取ったので、それに応じて日本の対応を変えるのなら分かるが、北朝鮮が何ら行動をとってもいないのに日本の対応を変えてはいけない。 韓国は北朝鮮の口だけに反応し、米国は行動を確認するまで対応しないと言っている中、日本は北朝鮮が口ですら言っていないことに対応しようとする愚を犯してはいけない。

 北朝鮮や韓国に対しては、確実な行動に対してのみ、対応する必要があることは、彼らのこの数十年間だけを見ていても明らかなことだ。
 日本は、米国同様、中国や韓国を牽制しながら、あせらずに北朝鮮からの行動をただ待てばよい。
(日米首脳会談 米国頼みを脱する時だ(2018.6.9))

朝日新聞 社説:「北朝鮮決議案 場当たりでは道開けぬ