再生可能エネルギー 「主力化」へ挑戦の時だ

Last-modified: Fri, 04 Jan 2019 13:22:03 JST (1957d)
Top > 再生可能エネルギー 「主力化」へ挑戦の時だ
(2018.8.26)
 政府が7月に、太陽光や風力などの再生可能エネルギー(再エネ)の「主力化」をめざすというという方針を新たなエネルギー基本計画に盛り込むことを決めた。

■導入目標引き上げよ
 エネルギー政策はその国家における重要事項であり、化石燃料や核に偏重するすることもなく、再エネとのベストバランスを図る必要がある。 一般論として、EUと比較することはそれほど重要だとは思わないが、比較するのであれば、ドイツやフランスなどと比較するのではなく、EUとして比較すべきだ。

■弱点克服するには
 再エネ拡大の課題として、発電コストの割高と供給力の不安定さがある。 発電コストの割高には、補助金制度と固定価格買い取り制度(FIT)という、規制を含む制度があったが、業界全体の支援は必要だが、規制緩和というか自由競争を促進するような政策を進めてほしい。 供給力の不安定さに関しては、エネルギーの多様性や生産効率が重要であり、火力発電等で補完するなどの効率的なハイブリッド方式の研究が必要であり、二酸化炭素排出云々などは、新たな規制が発生するだけで、それほど気にすることではない。

■官民それぞれに役割
 民主党政権時代に大量の太陽光パネルの施設が環境を破壊し、その後の土砂崩れなどの水害の拡大にもつながっている。 このような再エネのためなら、何をしても良いというような風潮を見直し、官民それぞれに良識を持った土地利用というか、地域計画を立ててほしい。
 (温暖化対策長期戦略 「脱炭素」へ大胆な転換を(2018.8.20))

朝日新聞 社説:「再生可能エネルギー 「主力化」へ挑戦の時だ