国会代表質問 通り一遍の首相答弁

Last-modified: Thu, 08 Nov 2018 23:31:34 JST (2013d)
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(2018.10.30)
 安倍首相の所信表明演説に対する代表質問がきのう、衆院で始まったが、首相は、自らの意に沿う与党の質問には滔々と応じる一方、野党の質問には通り一遍の説明に終始しており、議論が深まっていってないそうだ。

 野党が、与党の揚げ足取りや、亡国的というか近視眼的というか無責任な議論ばかりをしてくることにも原因があるかもしれないが、答弁する首相以下の大臣たちも、まじめに法案の説明などをして議論を深め、質の高い国会にしていただきたい。

 国会が盛り上がらない原因の一つに、与党議員だというだけの理由で、大臣になっているのではと言いたくなるような大臣がいることだ。 厳密にいえば、議員としての資質と大臣の資質とは、必ずしも一致しないので、ベテラン議員はいつしか大臣になるという習慣は止めて、一部の大臣になるべき人だけが、その得意分野の大臣になり、法案の立案についても自身が中心になって参画できるようであって欲しい。

 自由民主党のレベル低下の一つとして、小選挙区制による派閥の崩壊がある。 以前は、派閥内で人材育成がなされ、派閥間で切磋琢磨していたが、中間選挙が廃止されたことにより、その切磋琢磨がなくなり、レベルが下がってしまった。
(3選はしたものの 安倍1強の限界明らかだ(朝日社説:2018.9.21))

朝日新聞 社説:「国会代表質問 通り一遍の首相答弁