大停電の教訓 リスク分散を着実に

Last-modified: Mon, 05 Nov 2018 23:46:45 JST (2017d)
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 大地震後に道内のほぼ全域が停電した「ブラックアウト」について、国の認可法人、電力広域的運営推進機関(広域機関)の検証委員会が、原因分析と当面の再発防止策をまとめ、「全域停電は苫東厚真の停止だけでなく、送電線事故との複合要因で起きた」という分析結果だったそうだ。
(平成30年北海道胆振東部地震に伴う大規模停電に関する検証委員会中間報告)

 複合要因とは言え、京極発電所を稼働させるなど分散運用をしていれば、発生しなかったようで、新たな分散運用対策として、太陽光発電や風力発電のような天候に影響されるような不安定な発電は対策にならないとしても、バイオマス発電や蓄電池が対応策として考えられるが、補間電力量とコストが課題だろう。
北海道大停電 供給体制の弱さが出た(朝日社説:2018.9.8)

朝日新聞 社説:「大停電の教訓 リスク分散を着実に