平和賞推薦 対米追従が過ぎないか

Last-modified: Thu, 21 Feb 2019 16:40:13 JST (1909d)
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(2019.2.19)
 政府関係者によると、2018年6月にあった史上初の米朝首脳会談の後、米政府から非公式に推薦の依頼を受け、安倍首相が「日本の領土を飛び越えるようなミサイルが発射されていたが、いまは日本人は安心を実感している」ことを理由として、ノーベル平和賞候補に推薦したようで、トランプ米大統領が記者会見で、北朝鮮問題をめぐり、首相からノーベル平和賞候補に推薦されたと明らかにしたそうだ。

 トランプ大統領がノーベル平和賞ごときに関心があったことにも驚くが、北朝鮮からのミサイル飛来が一時的に止まったくらいでノーベル平和賞はない。 かって、オバマ米大統領が「核なき世界」に向けた決意を示しただけでノーベル平和賞を受賞し、その後何の実績も残せず、失笑を買ったことがあったが、トランプ大統領が仮にノーベル平和賞を受賞するとすれば、北朝鮮が核を確実に放棄し、世界に門戸を開いたあとだ。
(ノーベル平和賞 性暴力の撲滅へ行動を(2018.10.6))

朝日新聞 社説:「平和賞推薦 対米追従が過ぎないか