慰安婦合意 なし崩しは賢慮欠く

Last-modified: Tue, 29 Jan 2019 17:59:30 JST (1932d)
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(2018.11.22)
 日本というか、安倍政権が、韓国の物乞い外交のしつこさに負けて、元慰安婦らを支援するために設けるとした「和解・癒やし財団」のためとして、これを最後にしてくれるならと10億円を3年前に日韓合意し、拠出した。 予想通り、新たな政権は、前の政権の合意など関係ないとして、財団の解散を進めるそうだ。

 日本は、いつまで続くか知らないが、天皇家の存続と同じように、国が継続されるのが当然だと思っている。 中国は、3千年の歴史とか言ったりしているが、中華人民共和国は先の戦争後にできた国で、それ以前の政権とは、継続性を持っていない。 韓国の場合は、徴用工問題も同様だが、前政権から引き継ぐという発想がないようで、政権が変わると国の継続性もなくなると思わなければならないようだ。

 韓国は、日ロ中の大国に挟まれて生き延びてきた国なので、歴史的に苦労が絶えなかったとは想像するが、前大統領が常に新政権に迫害されることも含め、今も戦国時代が続いているような国だ。 韓国は、自国に都合の良いことは大胆に拡大して引き継ぐが、自国に都合の悪いことは引き継がれない国なので、北朝鮮と同様、中長期的な約束事が順守されることを期待してはいけない。

 韓国では、慰安婦の総数など学術的裏付けがないそうだが、でっち上げの慰安婦問題を学問的に解明できるはずもなく、「ゆすり」のためのアリバイ作りなのか、科学的な証拠づくりなのだろうか。
(日韓共同宣言20年 後世に恥じぬ関係構築を(2018.10.8))

朝日新聞 社説:「慰安婦合意 なし崩しは賢慮欠く