日朝関係 自らの構想描いてこそ

Last-modified: Wed, 14 Nov 2018 19:16:15 JST (2007d)
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(2018.9.29)
 米・ニューヨークで安倍首相は、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長との会談を含め、関係改善への意欲を強調したそうだ。 トランプ米大統領に合わせて方針変換をさせられたことは否めないが、継続的な圧力と対話の呼びかけという意味では、日本の立場は変わっていない。

 北朝鮮の周辺国との会談という意味では、日本は進んでいるとは言えないが、蚊帳の外と卑下する必要や周りの国の評価など気にする必要はなく、トリを務めるぐらいの気持ちのゆとりを持つべきだ。 北朝鮮問題として一番大きな問題は、北朝鮮の非核化であり、日本の場合はそれに拉致問題がプラスされ、特に日本の場合は朝鮮戦争の終結はそれほど大きな問題ではない。

 韓国の場合は、朝鮮戦争の終結は大きな関心事ではあるが、南北統一については、トップを誰にするかなどの大きな課題があり、それほど簡単なことではなく、最後のテーマになるだろう。

(南北首脳会談 和解の機運を広げたい(朝日社説:2018.9.20))

朝日新聞 社説:「日朝関係 自らの構想描いてこそ