竹田氏退任へ 危機感欠如のJOC

Last-modified: Fri, 29 Mar 2019 20:40:25 JST (1873d)
Top > 竹田氏退任へ 危機感欠如のJOC
(2019.3.20)
 竹田会長が6月の任期満了をもって退任されるそうで、東京オリンピックを控えているとは言え、在任10期17年70歳を超えている竹田氏が退任するのは当然だと思うが、まずはご苦労様でしたと言いたい。

 一部には、フランス当局から贈賄の疑いがかけられている身でありながら、任期いっぱい務めるのかというような批判めいた意見もあるようだが、外国から疑惑を掛けられて、日本が竹田氏を支援しようとするのならわかるが、竹田氏を犯罪者のように扱おうとする気持ちが理解できない。
(五輪招致疑惑 竹田会長の責任は重い)

 大会1年前のPR行事への出席を国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長らに呼びかけたところ、疑惑を理由に断られたというが、そこで、疑惑だけで出席を断るようなIOCを批判するなら分かるが、我が東京オリンピック招致に貢献のあった竹田氏を批判しようとする神経が理解できない。 常に外国人が正しく、日本人が間違っているという自虐史観が背景にあるのだと思われるが、このような自虐史観からはいち早く脱却してもらいたいものだ。

 中国や韓国のやりたい放題だけでなく、日産自動車が長年に亘ってゴーン元会長の不正を是正できなかったり、大相撲協会での白鵬の傍若無人ぶりを協会が指摘できないことなども、同様の止観があるためだろう。 いつまでも敗戦国だからと言われるままにするのではなく、そろそろ外国人に対して、悪いことは悪い、無実は無実としっかり言える日本人でありたい。

朝日新聞 社説:「竹田氏退任へ 危機感欠如のJOC