米中貿易摩擦 拡大回避へ対話続けよ

Last-modified: Sat, 12 Jan 2019 12:55:26 JST (1949d)
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(2018.8.25)
 世界第1と第2の経済大国が、制裁と報復の高関税措置を発動し合っている。 米国の制裁措置は、中国による知的財産の侵害を理由にしているようだが、巨額の対中貿易赤字も看過できないのだろう。 いかなる理由があれ、度を過ぎた恒常的な貿易黒字はよいわけがないので、相手国はそれなりの対応をすべきである。
(日米貿易協議 公正・自由の原則守れ(2018.8.14))

 中国の場合は、知的財産の侵害だけでなく、米国等への海外留学生や米国等企業との合弁会社や提携などによる一見合法的な技術取得やそれらに係る非合法な技術取得などを陰で行い、さらに北朝鮮とのやり取りもあり、米国としてもいつまでも黙認できないということなのだろう。 EUは中国による被害より、中国という巨大市場を失うリスクの方が大きいとの判断から、言いなりになっているのかもしれないが、日米の場合は防衛リスクも含めて中国を看過できなくなっており、中国と不必要に争うことはないが、日本も米国と連携し、厳しく対応していく必要があるだろう。

朝日新聞 社説:「米中貿易摩擦 拡大回避へ対話続けよ