統計の不正 政権全体で向き合え

Last-modified: Sun, 03 Feb 2019 17:36:55 JST (1926d)
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(2019.1.31)
 根本厚生労働相は、厚労省が設置した特別監察委員会の検証のための聞き取りをした37人の職員らのうち20人が外部有識者によるものだと1月24日に答弁したが、1月29日に実際は12人だったと訂正したといい、別の統計でも新たな問題が発覚すると国会答弁を訂正したという。

 根本厚労相が、完全に厚労省からバカにされているというか、厚労省に自浄能力がないことの証であり、これ以上、厚労省を頼りにして内部調査する意味はなく、政府として、責任を持った特別監察委員会を設置すべきだ。

 これは、国会運営を円滑にするとか、国民からの信頼の回復とかいうよりも、政府のガバナンス能力に対する挑戦だと考えるが、安倍政権は全く気にならないのだろうか。
(勤労統計不正 客観的な検証やり直せ(2019.1.26))

朝日新聞 社説:「統計の不正 政権全体で向き合え