統計不正審議 国会は責任を果たせ

Last-modified: Sun, 10 Feb 2019 22:20:41 JST (1919d)
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(2019.2.9)
 統計不正問題をめぐる国会審議で、野党側が求めてきた厚生労働省の大西康之・前政策統括官の衆院予算委員会への招致が実現したそうだ。

 省庁内で問題が起こるといつも決まって野党から提案されるやつだが、大西氏を招致して真相究明に一歩でも近づいたのだろうか。 与党はもちろん、野党も、こんなことはどこかの第三者委員会などに任せ、もっと他の重要案件について検討・審議してほしい。

 政治家は、どのような第三者委員会に任せるかを審議し、そのあとは、国会で監査報告なり、中間監査報告なりをしてもらい、それを審議すれば良いだけではないだろうか。 本当に調べたいのであれば、その第三者の中に監査員として仲間を送り込むことを、提案しても良いかもしれない。 それもせずに、ただ効率の悪い証人喚問に力を入れている野党は、暇というか、与党の足を引っ張ることだけが目的なのではないかと思ってしまう。

 与党も、ここで官僚を下手に擁護して同罪になるのではなく、野党と一体になり、省庁の膿を取り除いてほしいものだ。
 いずれは、省庁だけでなく機構などにもメスを入れる必要はあるだろう。
(統計不正検証 この態勢では不十分だ(2019.2.8))

朝日新聞 社説:「統計不正審議 国会は責任を果たせ