自民党総裁選 国民は視野にないのか

Last-modified: Sat, 22 Dec 2018 16:17:52 JST (1969d)
Top > 自民党総裁選 国民は視野にないのか
(2018.9.4)
 挑戦者の石破茂・元幹事長が早々に公約を発表し、討論を求めているにもかかわらず、首相が立候補を表明してから1週間余りたったにもかかわらず、新たな3年の任期に臨む政権構想はいまだ示されず、記者会見も開かれないそうだ。 立候補者が7日の告示前にどうしようとそれほど非難されるべきではないが、せっかく複数人が立候補するのだから、告示後は国民にも見える形で、選挙戦をどうどうと戦ってほしい。

 自民党の総裁選管理委員会は先週、新聞・通信各社に対し、「公平・公正」な報道を求める文書を配ったそうだが、放送法において「政治的公平性」が謳われているから、このようなことが言えるのだ。 放送法の対象は、放送局のみだが、国政選挙に限っていないので、拡大解釈として報道機関は自由を奪われることになる。 報道機関は、この放送法の「政治的公平性」を撤廃するところから報道の自由獲得要求をすべきで、「政治的公平性」という横並び体質を維持したまま、報道の自由を訴えるのは甘いと言えないか。
(自由な報道 民主主義の存立基盤だ(2018.8.18))

朝日新聞 社説:「自民党総裁選 国民は視野にないのか