辺野古に土砂 政権の暴挙認められぬ

Last-modified: Sun, 09 Dec 2018 22:20:19 JST (1982d)
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(2018.12.4)
 沖縄県の米軍普天間飛行場の移設をめぐり、岩屋防衛相は名護市辺野古の沿岸部に基地を造るため、12月14日から土砂の投入を始めると述べたそうだ。

 政府が決めたのだから、その前提で地域住民の意見を言うのは分かるが、政府が決めた防衛政策の成否を県民が評価するというのは発想が逆だ。 まして、その理由のひとつが湾に生息する生物の保護というから、条件交渉のための反対であれば別だが、国防を論じているときに冗談かと思ってしまう。

 移転計画が遅れているのには、民主党政権の問題もあるが、沖縄県などの反対によるからだと思うが、費用が当初予算の10倍以上になるそうなので、政府の当初計画の甘さにも問題があるようで、一般公共事業と同様、当初計画が甘く、当初計画の前提が違っていても何もなかったように計画の見直しをしないという無神経さが、ここでも現れているようだ。

 当初計画の前提条件と異なることが発見されたら、その時点で、政府は、例え、米軍関連の工事案件だとしても、計画を適切に見直す必要がある。
(政権と沖縄 強硬策では展望開けぬ(2018.10.13))

朝日新聞 社説:「辺野古に土砂 政権の暴挙認められぬ