米国と北朝鮮 再会談への拙速避けよ

Last-modified: Fri, 21 Dec 2018 13:24:59 JST (1970d)
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(2018.9.12)
 米側によると、金正恩朝鮮労働党委員長から再会を求めているという親書が届き、トランプ大統領は応じる意向で、2回目の首脳会談へ向けて調整を進めているという。 1回目の会談からそれほどの進展が見えないのに、次の会談を予定しているというのはどういうことか。

 北側としては、具体的な進展を直接報告しようとするのか、または、進展しないことの言い訳と支援を直接求めようとするのか。 米側としては、進展が見えないので、具体的進捗を直接確認し、必要に応じて尻を叩こうとするのか、あるいは、進展できない要因を直接確認し、必要に応じて支援するためか。 進捗が遅れている背景として、中ロ韓による足の引っ張りがあると推察されるので、この抑えが必要だ。

 善意に解釈すれば、非核化は、北側にとって180度の方向転換なので、金正恩委員長といえども、国内調整がそれほど容易とは思えないので、その報告と相談の可能性もあるが、米側としては、北側への攻撃も視野において、硬軟併せて会談を進めるべきだ。 日本側としては、米側と密な連携を取り、高圧的な北側を無視し、米側同様、友好ムードの北側に対して応ずるべきで、具体的な行動無しの状態での支援はすべきでない。
(初の米朝首脳会談 非核化への重大な責任(2018.6.13))
(米朝の協議 非核化へ着実な歩を(2018.7.10))

朝日新聞 社説:「米国と北朝鮮 再会談への拙速避けよ